神経系の講義資料

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小児PTのメモ

小児、神経、理学療法に関するノート

DMD児を対象としたAFOの効果

Townsend EL1, Tamhane H, et al; Effects of AFO use on walking in boys with Duchenne muscular dystrophy: a pilot study. Pediatr Phys Ther27(1), 24-29, 2015

 

歩行初期の段階でのAFOの効果判定は行われていない.この報告は3名の患者が対象としたパイロットスタディです.2週間の(Dynamic Response)DR-AFO装着または別の介入を行い、1週間のウォッシュアウト期間をもった.評価は10間、または6分間歩行を実施した.DR-AFO装着することで歩行速度と距離は増加した.両親の報告によると3名中2名が転倒することが多くなったということであった.

実験はクロスオーバー試験のデザインが採用された.介入群ではDR-AFOを2週間装着し、対照群ではネオプレン足装具を2週間装着した.その後1週間のウォッシュアウト期間をおき、他方の装具を2週間装着した.その後2週間、どちらかの装具を選択させて2週間装着した.計7週間の実験であった.評価は計5回、ベースラインとそれぞれの期間の終了直後に実施した.評価項目、10分間歩行時間、6分間歩行距離、床からの立ち上がり時間、4段を上る時間.歩行解析は速度、重複歩長さ、歩隔.

結果は原文に一覧表があるので理解できます.

 

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このように少ない症例でも非常に有益な結果が得られます.推測統計学でまとめがちですが、小児の理学療法士はこのような記述統計学の技能を高めるべきだと思います.