神経系の講義資料

神経理学療法のメモ

管理者による論文の要約です.詳細については必ず原文をご参照下さい.

DMD児のキャストの効果

Glanzman, Allan M, Flickinger, Jean M,et al; Serial Casting for the Management of Ankle Contracture in Duchenne Muscular Dystrophy,Pediatr Phys Ther23(3), 2011, 275–279

 

カルテ調査によるキャスト装着の効果判定.対象は9名のDMD、平均年齢8.9(±2.1).開始時の背屈角度(右左)は-6.2°、-5.2°であった。終了時には右左で膝伸展位12°、11.6°、膝屈曲位7.7°、8.7°改善した.10走行、階段、立ち上がりに変化はなかった.可動域改善と年齢には強い負の相関を認めた.3人には遅れて足部の痛みを訴え、一人には発赤がみられた.固定期間にかかわらず、機能面の低下は認めなかった.
この論文の基盤になっているものは、動物実験において10日間の筋伸張位での固定でサルコメアが有意に増加することにある.また脳性麻痺シャルコーマリートゥース病に対するキャストの効果などの先行研究が紹介されている.
9名のDMD児のカルテ記録を調査した.キャストは1週間毎に角度を大きくするために着け変えられた.装着中も歩行は可能であった.
評価項目は時間(背臥位からの立ち上がり、10m歩行または走行、4段登り)、ROM(背屈角度)とした.評価介入はキャスト開始前、それぞれのキャストを外した後であった.
詳細は本文の表に記載あり.可動域は改善した.
前後差の平均値と標準偏差から95CIを算出
膝伸展足関節背屈右[7.8,16.2],左[6.8-16.8]、膝関節屈曲足関節背屈右[-0.1,15.2],左[2.6,14.7]

 

 

 

必ず原文をご確認ください

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