神経系の講義資料

小児PTのメモ

管理者が訳した走り書きなので、詳細については必ず原文をご参照下さい.

音の間隔を利用したDMD児の6分間歩行評価

Hitomi Nishizawa, Hirokazu Genno, et al: Periodic sound-based 6-minute walk test for patients with Duchenne muscular dystrophy :a preliminary study. J Phys Ther Sci 27(11),2015,3473–3479.

 

 

注)メトロノームの音の間隔(周波数)を「音間隔」とします.
この研究の目的は、従来の6分間歩行より正確に耐久性を検査できる指標を探すことです.特に6分間歩行時に流れる定期的な音を基盤に実験した.被験者には最初に、長めの音間隔に合わせて1分間歩行させて、その距離を測定します.音間隔を徐々に短くしていき、それぞれの音間隔で被験者は歩かせます.最適な音間隔は最長歩行距離を示した音間隔とした.決定には最短距離の音間隔も参考にした.この研究はその音間隔に関する歩行期のDMD児と対照群との比較実験である。その結果、DMD児と対照群において従来の方法よりも最適音間隔での6分間歩行距離が拡大した.

健常成人20名、DMD児6名を対象とした.健常成人群の最初の歩行は100歩/分の音間隔で実施した.1分間の歩数が120、 130と徐々に上げていき最大180となるように音間隔を短くした.DMD群の最初歩行は60歩/分で、1分間の歩数が10ずつ増加するように音間隔を短くした.テスト間の休憩時間は1分間とした.最長距離となった音間隔を最適音間隔とした.健常成人群はランダムに2グループに分けた(それぞれのグループをA、Bとして、DMD群をDとする).A、B、Dで比較実験を行った.実験は2パターンで実施された.従来の6分間歩行テスト→最適音間隔試験→最適音間隔での6分間歩行、最適音間隔試験→最適音間隔での6分間歩行→従来の6分間歩行テスト.D群の最適音間隔での歩行距離、1分間の歩数は従来の6分間歩行と比較して拡大した.また健常成人での最適音間隔試験中の最適音間隔1分間の歩行距離は、最適音間隔での6分間歩行距離と相関を認めた.

 

追加)実験中の患者説明

最適音間隔試験中

まず可能な限りこの音に合わせて歩いてください.次に音の間隔は徐々に短くなっていきます.止まれの指示が入るまで同じように歩いて下さい.もし音に合わせることができなくなったら、歩幅は小さくしても構いません.

最適音間隔6分間歩行

 最も最適な音間隔で6分間歩き続けることを説明する.可能な限り遠くに歩くこと、また走ってはならないことを付け加えること.

 

 

 

必ず原文をご確認ください