神経系の講義資料

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小児PTのメモ

小児、神経、理学療法に関するノート

脳性麻痺児に実施されている身体活動観察に関する臨床試験計画書の展開

Nicholson K, Weaver A, George A, Hulbert R, Church C, Lennon N.

Developing a Clinical Protocol for Habitual Physical Activity Monitoring in Youth With Cerebral Palsy.

Pediatr Phys Ther. 2017 Jan;29(1):2-7.

 

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https://modushealth.com/

 

目的)ステップウォッチ(SW)は脳性麻痺児の身体活動を観察するために用いられてきましたが、標準化された手順はない. この研究の目的はSW使用の標準化した手順を作成することである.

方法)8~14日間のステップウォッチを記録した患児を分析した.スピアマン=ブラウンの公式 にしたがってその日の身体活動の最小値を決定した.平日と週末を比較して、10秒と60秒間隔で収集され分析した.

結果)98名の脳性麻痺児の身体活動データを収集した.信頼できる身体活動の表出は3日であった.終末よりも学校がある日の方がより歩数が多かった.収集した間隔には差はなかった.

結果)7日間の10秒間データ収集が望まれます.少なくとも3日間のデータ解析が必要になります.平日と週末の記載は必要です.

 

 

データは2週間さかのぼって収集された.術前、術後の歩行分析として収集されたデータを使用した.SWは1側の下肢に装着したので結果変数は歩数ではなく重複歩数とした.SWのセッティングは、それぞれの対象児の歩行パターンによって標準化され、テスト歩行100歩から正確性を検査した.重複歩の正確性は調査者が検査した.SWによって測定された重複歩数が記録された.家族は子どもの生活状況(一般的な活動、病気、特別な出来事など)を記録した.また家族にはEメールにて記録を忘れないように依頼が送られた.

スピアマン=ブラウンの公式を利用して、対象児の日常の身体活動を示すのに必要な最小日数を算出した.2台のSWを両足首に装着し、左足首は10秒間隔、右足首は60秒間隔で記録した.

 持続時間解析71名、平日と週末の解析81名、インターバル解析10名とした(原文Table1参照).持続時間解析(71名)よりGMFCSレベルに応じた必要最低日数を算出した.116個のデータ(81名)について平日と週末を比較した結果、GMFCS1,2,3の対象児は週末の活動が有意に多かった(原文Table2,Fig1参照).56日間(10名)の10秒間隔と60秒間隔には有意差はなかった.

 

スピアマン=ブラウンの公式

折半法による相関係数の算出方法.実験を一回行い、その結果を2つに折半して相関を確認します.ρ=2r/(1+r). 

 

 

必ず原文をご確認ください