神経系の講義資料

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小児PTのメモ

小児、神経、理学療法に関するノート

脳性麻痺児の歩行スピードに関するリハビリテーションの効果 システマティックレビューとメタアナラシス

Moreau NG, Bodkin AW, Bjornson K, Hobbs A, Soileau M, Lahasky K.

Effectiveness of Rehabilitation Interventions to Improve Gait Speed in Children With Cerebral Palsy: Systematic Review and Meta-analysis.

Phys Ther. 2016 Dec;96(12):1938-1954. Epub 2016 Jun 16.

 

脳性麻痺児の歩行スピードに関するリハビリテーションエビデンスを追及する目的で実施した.最も効果的な介入を明確にすることが本研究の目的である.2014年4月までの文献を対象にして検索した.方法論に関する質のチェックはPEDroスケールを使用した.リハビリテーションの介入を含む歩行スピードを結果として記載しているRCT(ランダム化比較試験)、対照群との比較実験(準ランダム化比較試験)を対象とした.3,446件(PubMed:2,271 , CINAHL:1,093 , ERIC:55 , PRDro:27)の論文が抽出された24本が対象となった.歩行練習8本、抵抗運動9本、混合型7本であった.メタアナラシスの効果量としてグループごとの平均値の差を標準化したHedges’ gが使用された.歩行練習の歩行スピードに関する効果量は0.92(95%CI=0.19,1.66;p=0.01)であった.抵抗運動の効果量は小さく、0.06(95%CI=-0.12,0.25;p=0.51)であった.

 

 

Table1:各論文の研究デザイン、患者情報、介入方法、使用したパラメータ、歩行速度の計測方法

Table2:方法論、結果、効果量

 

PEDroスケールについて

http://jspt.japanpt.or.jp/ebpt_glossary/pedro-scale.html

 

Hedges’g=平均値の差  / プールされた標準偏差